2021-04

制作

K18の曲線の指輪を作ってる。

先日のは細い線の指輪やったけど今は太い幅の線で制作中。ヤットコでグネグネ曲げていく。サイズ棒につっこんでちゃんと指輪の形に…なってきた。丸線巻いて仕上げるだけやったらのっぺりした感じがしてしまって好きやないんで、ヤスリがけして面を出す。するとせんとで見栄えが全然違うはず。ヤスリが入りにくいとこはドリルも使ったりして、まだ途中やけど指輪4本、ここまで出来ました。これからどうなるか?イメージが頭の中にあるだけで、作りながら考えます。雨で散ってもた。
制作

K10の細い指輪を作ってるけどやっぱり硬い。

この丸線、ちょっと前に作ってたK10の細い線です。K10はめっちゃ硬くてなかなか言うこと聞いてくれへん。せやから、これから曲げる作業に入るんで一回なました。先っちょを使いやすいように削ったヤットコでもって曲げまくる!線の両端は溶かして粒みたいに丸くしてます。指輪の形になってきた!早朝の淀川河川敷にて。因みに、タンポポの綿毛の花言葉は「別離」。
オーダーメイド/リフォーム/修理

オーダーメイドでタツノオトシゴとフェザーのペンダントトップ

京都のお客さんからご依頼をいただいて、制作過程をブログに載せてたペンダントトップが完成。納品出来たのでご紹介。まずはタツノオトシゴ。デザインは描いてくれた絵をもとにしています。可愛らしく仕上がりました。メレダイヤはお預かりした指輪等から留め直したものです。ちゃんと厚みもあって表面は丸く柔らかい感じで仕上げてるから立体感もあります。軽くするために裏側はだいぶくり抜いた。ワックスをくり抜くんは楽やけど、地金をくり抜くんは楽やなかった。お次はフェザー。このように仕上がりました。メレダイヤを留める位置を決めるのに迷ったけど、最初の案に戻ってこうなりました。折角のオーダーメイド、迷って迷って迷ってもいいんです。納得してもらえるんが一番!ちょっと違う角度から。因みにタツノオトシゴもフェザーも変色防止のためにロジウムコーティングしてます。でもお風呂とかは避けてね。裏側。石枠をパイプで作ってロウ付けしたんがよくわかります。今回も喜んでくれて何よりでした!着けて嬉しい気持ちになってくれたらさらにHAPPY!!アフターケアもお任せください。どうもありがとうございました!!!
制作

指輪のフリーサイズ化

奈良のお客様からお預かりしたプラチナの指輪。最近はこんなテーパーダイヤを留めた指輪、新作では見かけんようになりましたね。サイズ直しのように腕を切断。引っかかったらあかんので角が立たないようにヤスリで整えて仕上げする。画像に映ってるのは笹葉ヤスリ。完成。シンプルな作業でした。これで指に合わせて多少サイズは調整出来ます。この時期いろんなとこでつつじが奇麗に咲いてる。
日々徒然

万博記念公園の民族学博物館はええとこ

やってきました、万博記念公園駅。やっぱり撮らなあきません。毎週のように来るわけでもないから素通りできひん。瞬間瞬間が爆発。裏の顔が好き。映ってないけど入り口ではトーテムポールのお出迎えがある。いわゆるソーシャルディスタンス。神輿1基分らしい。しかしソーシャルディスタンス、守ってる人ほんまにおるんかいな?もちろん中は撮影禁止。いつ来ても見応えありますわ。インスピレーションみたいなもんを求めに来るんやけど、それより何より世界各地の民族に関わる伝統的なモノを見ていると「作りたい気持ち」が沸々と湧いてきて、不思議な感覚を覚える自分がおる。それだけでも来て良かった。また来たくなる。いつか必ず。ガンダムも撮っとかなアカン!そしてエキスポシティでは109シネマズでエヴァンゲリオン観て帰った。めっちゃ空いてた。
制作

K10(10金)の丸線は作るしかない

K10は地金屋に行っても売ってない。せやから自分で作るしかない。まずはK10の割金を作る。銅と銀の合金。ちゃんと量ってます。坩堝の中で溶かす。溶け始めてきた!右が作った銀と銅の合金、左は純金。10金は約42%(41,66666…%)が金で、あとは銀と銅の合金。これをまた溶かす。あけ型に流し込んでK10の棒になる。金床で叩いて整えて、ローラーで伸ばしていく。段々細くなっていく。何度もなます。特にK10は硬くて割れやすいからしょっちゅうなます!だいぶ細くなってきた。線引き版で任意の径まで引っぱる。出来た!これを何にするか?指輪を作ります。K10の細い指輪の在庫が1個しかなかったんで…でもそんなけ買ってくれたお客さんがいてくれたってことやからほんまにありがたいことやとあらためて思いました。また新しいの出来たら載せます!早朝散歩、意賀美神社の近くにて。
オーダーメイド/リフォーム/修理

オーダーメイドの制作 フェザー

もう1個オーダーメイドでフェザーのペンダントトップの制作してたんです。銀を溶かして叩いてローラーで伸ばして作った板にドリルで穴あけ。この穴に鋸刃を通す。糸鋸で切り出していく。地味やけどこの作業が好き。切り落とした。が、まだまだこれから。糸鋸を上下に動かしてヤスリのように使う。フェザーの内側のカタチを整える。ええ感じになってきた!ヤスリでさらに全体と細かい所を整える。ヘラをあててヤスリ目を消す。パイプから作った石枠やバチカンをロウ付け。ある程度まで仕上げてダイヤを留めていく。ここまで。オーダーメイド、リフォーム、修理もやってます。ヨロシク!
オーダーメイド/リフォーム/修理

オーダーメイドの制作

前回の続きで、ロウ付けが終わりました。丸カッターでさらに軽くして削り跡を整える。バチカンはご希望の大きさがあるので板から作る。先っちょをくっつけてヤスリがけ。バチカン出来た!丸カン付けて本体にロウ付け。バレルかましてきれいになりました。さあ、ここから彫り留め。タガネで地金を彫って石を留める。ダイヤを留める位置を決めて、目印付けて、ドリルで穴あけ。タガネで彫って、ダイヤを置いていく。完成までもうすぐ!彫り留めって洋彫り、和彫りどっちのやり方もあるけど俺は和彫りでやります。
オーダーメイド/リフォーム/修理

オーダーメイドの制作

オーダーの注文をいただいたので作ってます。ありがたいことです。お預かりした指輪とペンダントトップからメレダイヤを外す。分厚い銀の板を作った。いつもと同じように糸鋸で切り落としていく。こんなカタチ。そうです、タツノオトシゴ。ヤスリをかけてちょっとだけ仕上げ。軽い方がいいというご希望なんで裏を抜きます。折角のオーダーメイド、出来る限りご要望には応えたい。丸カッターで数る前に、ある程度までタガネ(丸毛彫り)で彫り崩すことにしました。タツノオトシゴにつける背びれ?の部分を作るために、ヤットコの先を加工してオリジナルヤットコみたいなんを作りました。↓それを使ってるところ。続く
日々徒然

浄瑠璃寺

京都府木津川市にある浄瑠璃寺に行ってきた。駐車場から山門まで少し歩く。この日は快晴、気持ちいい!安い!帰りにまた寄ったけどもっと安い350円の黄色いぐい飲みを買った。駐車場代も300円で良心的なお値段。いいね。猫があちこちにおりました。帰りにはよもぎ餅買おうと思ってたらなくなってた。山門や!苑池。大きい鯉もやけど亀がいっぱい。境内の中にも猫猫猫!ちゃんと洗いました。なんと吉祥天如像が特別公開中。もちろん本堂内部は撮影禁止。このなかに阿弥陀如来の九体仏が安置されたました。が、中央のボスみたいな阿弥陀さんは修理中で拝めなかった。そのかわりに秘仏の大日如来が。パンフレットに、大日如来は宇宙全体の生命の根源として全ての世界を包み込む存在って書いてた。最強!!!この本堂で九体仏-1、吉祥天女像、大日如来坐像のご尊顔を拝しました。見張ってるみたい。苑池を隔てた本堂の東側には三重塔。この中には秘仏の薬師如来があるけど見れへんかった。毎月8日と彼岸の中日に公開されているとのこと。三重塔側からみた東側の本堂。つつじと鐘。また猫。猫型ロボット。石を削ってここまで仕上げるのは結構手間と時間がかかるんやろか?石工職人の仕事に想像が膨らむ。浄瑠璃寺を後にしてお茶屋で休憩。ここのおにぎりとわらび餅、ほんまに美味しかった。やっぱり猫が仰山おるやないか、撮ってしまうんやな。「昔の」ってのが何かいいですな。  また来たいと思う古刹でした。ゆっくりと落ち着いていて訪れてほしいお寺。猫好きの方にも。
イベント/お知らせ

イベントのお知らせ

いくつか出店、出品が決まっているのでお知らせします。コロナで何やかんやありますが、よろしくお願いします!!◆高槻阪急1階 5月26日(水) ~ 6月1日(火)  正面入り口近くのイベントステージで出店。 JR高槻駅直結、阪急高槻駅からは…歩けんことない! ◆第35回関西扇面芸術展 6月15日(火) ~ 20日(日)  扇面をテーマにきばった作品2点を出品予定。 場所は京セラ美術館・別館。10時~18時(最終日は16時まで)◆守口京阪2階 7月29日(木) ~ 8月4日(水)  イベントスペースで出店。 京阪守口駅直結で雨が降っても濡れない!◆西宮阪急2階 8月11日(水) 〜 17日(火) 西宮阪急  アクセサリーイベントコーナーで出店。 ここで出店するのは2年ぶり!喜んで買ってもらえるような作品を作りたいと思っています。どうぞよろしく。枚方公園駅前の花壇。ひらパーが近い。
制作

指輪の腕替え

↓先日の個展でお買い上げいただいた指輪。お客さんからフリーサイズにしたいというご要望です。まずは上部の唐草部分と腕を糸鋸で切り落とす。新しい腕を作る。腕言うてるけど指輪の輪っかのことですわ。サイズ棒に突っ込んで木槌で叩いて形を整える。ヤスリかけてある程度仕上げ。唐草部分と新しく作った腕をロウ付け。銀はそれなりの温度まで火をかけると表面に銅の成分(火ムラ、英語ではFirescaleっていいますな)が出てきてしまって後で難儀するから、そうならないように液体フラックスみたいなもんに一度着けてからロウ付けする。ほんまのこと言うて銀は手間かかる。金、プラチナの方が加工しやすいんとちゃうかなと思う。その液体が乾かへんうちに火をかけたら↓みたいになる。フリーサイズ化!と言っても腕の下部分を切り落としてヤスリかけただけ。仕上げして完成。出来ることは何でもやりまっせ!!!
オーダーメイド/リフォーム/修理

オーダーメイド 夏椿の葉に黒真珠の帯留め

京都のお客様からのご依頼で制作した帯留め。お待たせさせてしまいましたね…黒真珠(約13㎜)はお預かりしたプラチナの指輪から外して帯留めに留めました。ちゃんと中に芯を立ててます。素材は銀で、葉は艶消し仕上げ。一度鏡面に仕上げてから金剛砂で艶消しにしてます。手についてる粒みたいなんが金剛砂。アメシストを細かく砕いたやつです。わかりにくい…これをじょうごで上から落として均一に細かいキズをつける感じ、やと思います。裏側はこんなん。帯を通したときに引っかからず滑らかに通るように外周はだらしてます。作らせていただき、どうもありがとうございました!!
オーダーメイド/リフォーム/修理

帯留めの制作

帯留めの制作の続き。タガネを小槌でトントン叩いて葉脈を入れていく。因みに夏椿の葉っぱ。素材は銀。本体、パーツが出来た。ロウ付けして酸洗いしました。裏側。金具の位置を決めるのに時間がかかる。オーダーしてくれた人の希望に沿うように確認しながら進めてます。段々出来てきた。あとは仕上げして真珠を留めるだけ!ついでに、ちょっと前に撮った大阪の桜。淀屋橋で降りてすぐ。
日々徒然

ここはどこでしょう?

ヒントは京都市内。答えは最後。早めに出て出町柳で降りて近くへ行く用事があったから散歩がてら久しぶりにぶらりとした。出町の商店街通ってきたけど、出町ふたばはいつ見てもえらい行列。そこには並ばんとやっぱり阿闍梨餅!ということでそれを買う。しっとり感が好き。門をくぐると見事な松のお出迎え。よろしいですな。ながーい塀。中入りたいけど無理。そない思ったらよけいに入てみたくなる。結構咲いてた。薄色と濃い色の桜があって奇麗。この門から出ました。最後に門を出るとき、金具に目が行ってしまう。京都御所でした。広い。