指輪の腕替え

↓先日の個展でお買い上げいただいた指輪。

お客さんからフリーサイズにしたいというご要望です。

 

まずは上部の唐草部分と腕を糸鋸で切り落とす。

 

新しい腕を作る。腕言うてるけど指輪の輪っかのことですわ。

サイズ棒に突っ込んで木槌で叩いて形を整える。

 

ヤスリかけてある程度仕上げ。

 

唐草部分と新しく作った腕をロウ付け。

銀はそれなりの温度まで火をかけると表面に銅の成分(火ムラ、英語ではFirescaleっていいますな)が出てきてしまって後で難儀するから、そうならないように液体フラックスみたいなもんに一度着けてからロウ付けする。

ほんまのこと言うて銀は手間かかる。金、プラチナの方が加工しやすいんとちゃうかなと思う。

その液体が乾かへんうちに火をかけたら↓みたいになる。

 

フリーサイズ化!と言っても腕の下部分を切り落としてヤスリかけただけ。

 

仕上げして完成。

 

出来ることは何でもやりまっせ!!!

 

 

  

  

近所にて撮影。花も色、形、大きさ、匂い色々ありますな。ちゃんと手入れしてはるんですな。